2進数と16進数
10進数は10増える毎に桁が1つ増えますが、2進数は2増える毎に桁が1つ、16進数は16増える毎に桁が1つ増えます。
65816では、16進数を表す場合には数値の前に$を、2進数の場合は%を付けます。
2進数と16進数と10進数は以下のように対応されます
$10 = %10000 = 16
$FF = %11111111 = 255

bitとbyte
bitもbyteも情報量の単位です。
1bitは2進数の1桁分、すなわち0か1の値しか持ちません。
1byteは16進数の2桁分、$00〜$FFの値を持ち、8bit分に相当します。
SNESの一つのRAMの大きさは1byte、8bit分の大きさを持ちます。
この1byte分をbitで表記すると8桁になりますが、最上位桁をbit7、最下位桁をbit0と表します。
16進数で$35は、bit表記で%00110101となりますが、bit7の値は0、bit0の値は1となります。

リトルエンディアンとビッグエンディアン
2バイト以上の数値を読み書きするとき、下位バイトから転送するか、上位バイトから転送するか、の違いです。
リトルエンディアンは下位バイトから転送します。
例えば、アドレス$7E:0000の値が12、$7E:0001の値が34、$7E:0002の値が56だった場合、リトルエンディアン方式で
$7E:0000から3バイト分の数値を読み込むと、その値は563412となります。
逆に、123456を$7E:0000に書き込むと、$7E:0000に56が、$7E:0001に34が、$7E:0002に12が書き込まれます。
これがビッグエンディアン方式ですと、同様の読み込みでは123456が読み込まれ、
書き込みでは$7E:0000に12が、$7E:0001に34が、$7E:0002に56が書き込まれます。
そして65816は前者のリトルエンディアン方式のCPUとなっています。
Windowsに用いられるインテルCPUもリトルエンディアンで、マック用のCPUがビッグエンディアン方式です。